■最新刊 「物語研究」第16号が刊行されました!
 物語研究 第十六号
特 集 規範化
発 行 2016年3月31日
編集委員 三田村雅子 三村友希 本橋裕美 吉澤小夏
発行所 物語研究会
事務局 中丸貴史
代 表 中丸貴史
印刷所 株式会社ユリクリエイト
定 価 1000円
目 次 年間テーマ「規範化」
〔藤井貞和インタビュー〕
ものけんの原点と現在(聞き手:深澤徹・水野雄太)

〔テーマ論文〕

習俗と規範――“婚姻規制”図―― 藤井貞和
『源氏物語』における規範の諸相――「ことつく」をめぐって―― 蕗谷雄輝
現代的規範の中の生/物語――複数性・誤配・〈亡霊〉と『源氏物語』第三部―― 水野雄太

〔自由論文〕
『竹取物語』の「天の羽衣」について 杉野恵子
『落窪物語』「ただ頼む事とては涙とあこきとこそ心にかなひたる物にて」考 松山典正
『源氏物語』少女巻の朱雀院行幸における〈場の記憶〉〈個の記憶〉 井川みなみ
紅梅巻の宮の御方――『源氏物語』における継子物語の一変型―― 石井香織
『源氏物語』「独りごつ」薫――物語の方法として―― 堀江マサ子
自己の外縁――『源氏物語』における分身と同身―― 西原志保
手紙はどう読まれるか――浮舟の「遺書」をめぐって―― 篭尾知佳
『源氏物語』の語り――地の文中の会話的言葉についての考察―― 北川真理

ミニシンポジウム「〈仏教的〉な思想・文化と物語」〕
女性差別は「仏教」か? 松岡智之
儀礼にこめられた願い――『三宝絵』と『源氏物読』―― 藤村安芸子
須磨の祈りと天神信仰 袴田光康
〈牛頭栴檀〉と薫――彼方の仏の世界を模索する―― 阿部好臣

書評〕
津島知明著『枕草子論究――日記回想段の〈現実〉構成』 東望歩
原岡文子著『源氏物語とその展開 交感・子ども・源氏絵』 松井健児
関根賢司著『源氏物語論 言語/表現攷』 堀江マサ子
藤井貞和著『文法的詩学その動態』 三田村雅子
木村朗子著『女たちの平安宮廷――『栄花物語』によむ権力と性』 桜井宏徳

〔テーマシンポジウム 年間テーマ「規範化」〕
龍に成る后――井上内親王をめぐる規範の攻防―― 本橋裕美
「亡霊」が宿る場所 津田博幸
語る亡霊のスキャンダル、あるいは亡霊論的転回のための序曲
  ――謡曲〈鵺〉と『平家物語』巻第四「鵼」の〈カタリ〉―― 高木信
奇妙な果実――ウィリアム・フォークナーの"Shall Not Perish"につきまとうもの 越智博美

執筆者紹介
編集委員
編集後記
物語研究会について
原稿募集規定・査読規定
物語研究 第十五号 目次
英文目次・英文要旨
 物語研究 第十五号
特 集 物語のパフォーマティヴⅡ
発 行 2015年3月31日
編集委員 深沢徹 勝亦志織 吉澤小夏
発行所 物語研究会
事務局 中丸貴史
代 表 中丸貴史
印刷所 株式会社ユリクリエイト
定 価 1000円
目 次 年間テーマ「物語のパフォーマティヴⅡ」
〔テーマ論文〕

反復される斎宮と密通の語り―『小柴垣草紙』が語る〈禁忌〉の恋を中心に― 本橋裕美

自由論文〕

『狭衣物語』と陸奥の合戦―飛鳥井女君物語から― 千野裕子
『松浦宮物語』唐后論―『竹取物語』享受の一端として― 伊勢光
小野の浮舟とかぐや姫―「あはれ」・母恋・老い・「女の身」・言葉の獲得― スエナガ・エウニセ
『うつほ物語』〈孤児〉の物語 富澤萌未
蜻蛉巻に見る、『源氏物語』第三部の語る論理 水野雄太
源氏物語「道すがら」の宇治空間 吉澤小夏
歌語の「形見」から物語の「形見」へ―源氏物語の「形見」前史― 杉浦和子
新編日本古典文学全集『源氏物語』続編十三帖の文末の異同―『源氏物語大成校異編』の校異による― 北川真理

書評〕
河添房江著『唐物の文化史―舶来品からみた日本』 三村友希
原豊二著『源氏物語文化論』 武藤那賀子
大倉比呂志著『物語文学集攷―平安後期から中世へ―』 勝亦志織
木村朗子著『震災後文学論 あたらしい日本文学のために』 高木信

〔テーマシンポジウム 年間テーマ「物語のパフォーマティヴⅡ
名指しと名のり、あるいは自己言及のパフォーマティヴ
 ――2014年夏の大会シンポジウム「物語のパフォーマティヴ」によせて―― 深沢徹
古事記歌謡の叙事と行為遂行性 猪股ときわ
『源氏物語』語り手からの呼びかけ――物語のパフォーマティヴの力―― 池田大輔
〈源氏物語〉の語り手の女房のトポロジー 高橋亨

執筆者紹介
編集委員
編集後記
物語研究会について
原稿募集規定・査読規定
物語研究 第十二号 目次
英文目次・英文要旨
 物語研究 第十四号
特 集 物語のパフォーマティヴ
発 行 2014年3月31日
編集委員 西野入篤男 吉澤小夏 麻生裕貴
発行所 物語研究会
事務局 深沢徹
代 表 深沢徹
印刷所 三響社
定 価 1000円
目 次 年間テーマ「物語のパフォーマティヴ」
〔テーマシンポジウム〕物語のパフォーマティヴ

趣旨文 物語は物語であることによって何を為しているのか 斉藤昭子
虚実皮膜のパフォーマティブ―物語りの視点・人称・主体― 兵藤裕己
演劇物語論―亡霊の告げ― 藤井貞和
〈劇の文学〉とジェンダー・パフォーマティヴ―三島由紀夫「卒塔婆小町」、アクションとしての台詞― 有元伸子

〔テーマ論文〕
夕顔巻言説のパフォーマティヴィティ―能《夕顔》シテの二重性あるいは不在の表象― 斉藤昭子
やまと歌のパフォーマティヴィティ~折口信夫と近代象徴詩史・覚え書~ 助川幸逸郎
小宰相と小野小町との絆、あるいは〈引用〉のポリティクス―網目のなかなお『平家物語』、謡曲、御伽草子、古注釈― 高木信

自由論文〕
新編日本古典文学全集『源氏物語』の文末の異同―伝定家筆本と伝明融筆臨模本を底本とした巻について― 北川真理
『うつほ物語』の〈琴〉と〈学問〉の公開の場の方法 武藤那賀子
『源氏物語』における須磨の空間表現―光源氏の生活習慣を中心に― 岩森円花
明石一族の対構造―呼称と〈かひある〉〈かひなし〉を手掛かりに― 照井裕子
「物聞こしめさぬ」落葉の宮―婚礼の食を軸として― 堀江マサ子
浮舟物語と正篇世界―女房「侍従」「右近」から― 千野裕子

書評〕
藤井貞和著『文法的詩学』 宗雪修三
小森潔著『枕草子 発信する力』 石垣佳奈子
河村裕子著『王朝文学の光芒』 吉澤小夏

執筆者紹介
編集委員
編集後記
物語研究会について
原稿募集規定・査読規定
物語研究 第十二号 目次
英文目次・英文要旨
  物語研究 第十三号
特 集 虚×実2
発 行 2013年3月31日
編集委員 近藤さやか・陶山裕有子・千野裕子・本橋裕美
発行所 物語研究会
事務局 深沢徹
代 表 深沢徹
印刷所 三響社
定 価 1000円
目 次 年間テーマ「虚×実」2
テーマシンポジウム 「歴史は物語である」を越えて―「虚×実」が拓く〈物語〉の可能性―
趣旨文「歴史は物語である」を越えて―「虚×実」が拓く〈物語〉の可能性 高木信・本橋裕美
物語を支える時間の揺らぎ―『源氏物語』帝たちの時間を中心に― 本橋裕美
代替の歴史と欲望の転移 吉田司雄
〈物語〉の解体と動態的再生のために―哲学的歴史理論からの試論 鹿島徹

テーマ論文

歌語り定置―「虚×実」に思いを馳せながら 藤井貞和
枕草子×権記―「頭弁」行成、〈彰子立后〉を背負う者 津島知明

自由論文
『うつほ物語』の〈琴〉・〈学問〉・手本―全てを担う仲忠とそれを継承する者たち― 武藤那賀子
三巻本『枕草子』の〈始まり〉と〈終わり〉―三段「正月一日は」・
  二八四段「宮仕へする人々の出であつまりて」を中心に― 石垣佳奈子
新編日本古典文学全集本『源氏物語』桐壺巻から花散里巻までの文末の異同
  ―『源氏物語大成校異篇』による調査から― 北川真理
源氏物語の成亥の町の「対二つ」について―神社の植物及び回廊を媒介に 李興淑
『源氏物語』少女巻の春秋優劣歌と『宰相中将伊尹君達春秋歌合』 
  ―「岩根の松」「つくりごと」の先例をめぐって― 島本あや
紫上はいつ死んだか―〈死〉とは何かを考える― 阿部好臣

書評
上原作和著『光源氏物語傳來史』 布村浩一
日向一雅著『源氏物語東アジア文化の受容から創造へ』 笹生美貴子
前田雅之著『古典的思考』 松本大
深沢徹著『往きて、還る。―やぶにらみの日本古典文学』 陶山裕有子

執筆者紹介
編集委員
編集後記
物語研究会について
原稿募集規定・査読規定
物語研究 第十二号 目次
英文目次・英文要旨
  物語研究 第十二号
特 集 虚×実
発 行 2012年3月31日
編集委員 麻生裕貴・伊藤禎子・高橋汐子・三村友希
発行所 物語研究会
事務局 松岡智之
代 表 松岡智之
印刷所 三響社
定 価 1000円
目 次 年間テーマ「虚×実」
テーマ論文
『源氏物語』における紫上の仮死―生死の〈虚実〉 塩見優
能を観る〈紫式部〉、あるいはジャンルの交差点を漂う〈亡霊〉
  ―「海人の塩焼く」言説をめぐる謡曲、『平家物語』― 高木信

自由論文
うつほ物語「楼の上」巻におけるいぬ宮の〈琴〉―女一の宮との関係から― 富澤萌未
光源氏の移動 新編日本古典文学全集『源氏物語』の地の文末の光源氏の移動動詞から 北川真理
紫の上との対比に見る玉鬘の呼称―特殊な視点による造形― 麻生裕貴
『源氏物語』総角巻の一場面―宇治中君と薫の一夜 櫻井清華

捨てられた「宇治」―大君の「心より外」意識と中の君の〈移動〉― 吉澤小夏
二人の中の君、あるいは王朝物語における女性の一形態をめぐって―『夜の寝覚』から『源氏物語』へ 伊勢光

物語時評
孤独を抱きしめつつ、物語として読んでほしいのだが… 井上眞弓

書評
猪股ときわ著『古代宮廷の知と遊戯―神話・物語・万葉歌』 西本香子
三角洋一著『宇治十帖と仏教』 上原作和
土方洋一著『物語のレッスン 読むための準備体操』 津島知明
樋口大祐著『変貌する清盛 『平家物語』を書きかえる』 高木信

物語時評
藤井貞和著『日本語と時間 〈時の文法〉をたどる』 三村友希

執筆者紹介
編集委員
編集後記
物語研究会について
原稿募集規定・査読規定
物語研究 第十一号 目次
英文目次・英文要旨
  物語研究 第十一号
特 集 〈見えないこと〉の物語学
発 行 2011年3月31日
編集委員 池田大輔・助川幸逸郎・鈴木泰恵
発行所 物語研究会
事務局 松岡智之
代 表 松岡智之
印刷所 三響社
定 価 1000円
目 次 年間テーマ「〈見えないこと〉の物語学」
テーマシンポジウム論文

〈見えない〉ヒロイン今上帝女一の宮の可視化が物語るもの
  ―宝塚歌劇 源氏物語千年紀頌『夢の浮橋』をめぐって― 勝亦志織
シンボルに作用する力、シンボルという力―社会学的な哲学と芸術への観点とは― 楠秀樹
映画・演劇・文学を横断する〈見えないこと〉の物語学
  ―二〇一〇年度大会報告「映画テクストにおける見えないこと」― 田代真
テーマ論文
浮舟物語と〈見えないこと〉―〈絵〉と〈人形〉と〈長恨歌〉から― 橋本ゆかり
見えない「桜」への生成変化、あるいはテクストの亡霊
  ―多声法的カタリによる〈忠度の物語〉の脱時空間化― 高木信
「読み」という聖域―バブル経済期のモノケン・イデオロギー 助川幸逸郎

自由論文
『落窪物語』の求婚歌―「いみじき色好み」から「御かどの御むすめ給ふともよも侍らじ」へ― 畑恵里子
『源氏物語』の文末表現―「書く・書きたまふ」と「書きたり・書きたまへり」の比較を中心として― 北川真理
『源氏物語』「野分」巻の垣間見と「藤袴」巻の恋 佐藤瞳
光源氏と柏木の密通における罪意識の語り分け―「おそろし」と「おほけなし」の果たした役割― 吉村研一

浮舟物語における「母」―菟原処女伝説より生成される母の救済― 笹生美貴子
浮舟物語の食―食の位相にひき据えられる女君― 堀江マサ子
鹿角の蛇―神話的イメージの継承と創造― 縄手聖子

書評
渡部泰明著『和歌とは何か』 猪股ときわ
大塚ひかり全訳『源氏物語4』 助川幸逸郎
圷美奈子著『王朝文学論―古典作品の新しい解釈―』 松岡智之
小峯和明著『中世法会文芸論』 三角洋一
石井正己著『『遠野物語』を読み解く』 野村典彦

執筆者紹介
編集委員
編集後記
物語研究会について
原稿募集規定・査読規定
物語研究 第十号 目次
英文目次・英文要旨
  物語研究 第十号
特 集 〈見える/見えない〉の物語学
発 行 2010年3月31日
編集委員 李興淑・久保田由香・近藤さやか・塩見優・西本香子・橋本ゆかり
発行所 物語研究会
事務局 高木信
代 表 高木信
印刷所 三響社
定 価 1000円
目 次 年間テーマ「〈見える/見えない〉の物語学」
年間テーマ「〈見える/見えない〉の物語学」から 橋本ゆかり
テーマシンポジウム論文

小説家の眼差しの彼方に ―視線のドラマとしての泉鏡花「山海評判記」― 清水潤
『テニスボーイの憂鬱』における〈盲目〉と〈明察〉 ―快楽の八〇年代問題のために― 助川幸逸郎
うつほ物語 種松王国の位相 ―〈轆轤師〉へのまなざし― 西山登喜
テーマ論文
男たちの「本性」を可視化するあて宮 ―あて宮求婚譚を媒介に 伊勢光
「思ひなし」の連鎖と玉鬘求婚譚 伊藤禎子

ミニシンポジウム「古典―知と〈見えないもの〉」
「擬制」としての公共圏/国文学 ―ミニシンポジウム観戦記― 樋口大祐
花園天皇日記にみる学問のはたらき ―鎌倉末期の「古典知」を考えるために― 市沢哲
古典知の〈実学〉化へ向けて(上) ―タテ(超越的)ではなく、ヨコ(超越論的)への位置取り― 深沢徹
古典的公共圏と他者 前田雅之

自由論文
『源氏物語』の文末 「見ゆ」と 「見えたまふ」「見えたり」と「見えたまへり」の地の文の文末表現から 北川真理
『土佐日記』における「渚の院」幻想 近藤さやか
明石一族の〈涙〉と結束 ―〈涙〉をめぐる風景― 鈴木貴子
『栄花物語』円融天皇による遵子立后 ―摂関職と皇統の問題から― 高橋麻織

柏木といもうとへの恋 ―玉鬘・弘徽殿女御を中心に― 丹藤夢子
「宇治十帖」時間の論理 ―「~後」表現を考える― 堀江マサ子

書評・新刊紹介
書評
吉海直人著『源氏物語の乳母学―乳母のいる風景を読む―』 池田大輔
三田村雅子著『記憶の中の源氏物語』についての感想 神田龍身
木村朗子著『乳房はだれのものか』 斉藤昭子
高木信著『「死の美学化」に抗する『平家物語』の語り方』 高橋麻織
神田龍身著『紀貫之―あるかなきかの世にこそありけれ―』
  ―アレンジャーとしての貫之と「パロディ」の欠落― 東原伸明
兵藤裕己『琵琶法師―〈異界〉を語る人びと』 藤井貞和
新刊紹介
原岡文子著『『源氏物語』に仕掛けられた謎「若紫」からのメッセージ』 三村友希
源氏物語を読む会編『源氏物語〈読み〉の交響』 湯淺幸代

執筆者紹介
編集委員
編集後記
物語研究会について
原稿募集規定・査読規定
物語研究 第九号 目次
英文目次・英文要旨
  物語研究 第九号
特 集 〈古典(学/知/教育)〉2
発 行 2009年3月31日
編集委員 勝亦志織・内藤まりこ・西野厚志
発行所 物語研究会
事務局 高木信
代 表 高木信
印刷所 理想社
定 価 1000円
目 次 年間テーマ・テーマシンポジウム論文
歴史語りにおける語り手の記憶と記録 ―〈古典知〉を始発点として― 陶山裕有子
心霊としての幽霊 ―近代日本における「霊」言説の変容をめぐって― 一柳廣孝
死者表象をめぐる想像力の臨界 ―祭祀を求める者は誰か― 北條勝貴
軍記テクストにおける「亡霊」的なるもの・序論 ―「怨霊史観」とその外部をめぐって― 樋口大祐
Silen[ce/t] calls. ―「亡霊」をめぐるジャック・デリダとの通話― 西野厚志

自由論文
推量とは何か、「けり」の時間の経過―文法態と物語 藤井貞和
『落窪物語』における飲酒表現―「酔ひ」の力学 石井香織
『源氏物語』の文末表現 ―新編日本古典文学全集『源氏物語』の地の文と会話文の文末の違い― 北川真理
藤壺の御堂造営―罪とエロスの三条宮 諸岡重明
源氏物語〈過去〉への傾斜 ―「うらやまし」表現から見る回帰性について― 高橋汐子
学ぶ子供―『たけくらべ』に見る学校― 黄子蘋


書評
助川幸逸郎著『文学理論の冒険〈いま・ここ〉への脱出』 松岡智之
鈴木泰恵著『狭衣物語/批評』 勝亦志織
高木信著『平家物語 装置としての古典』 神田龍身
土方洋一著『日記の声域 平安朝の一人称言説』 近藤さやか
三谷邦明著『源氏物語の方法―〈もののまぎれ〉の極北』 斉藤昭子

執筆者紹介・編集者紹介
編集後記
原稿募集規定・査読規定
英文目次
  物語研究 第八号
特 集 〈古典(学/知/教育)〉
発 行 2008年3月31日
編集委員 上原作和・笹生美貴子・中丸貴史・西野入篤男・湯浅幸代
発行所 物語研究会
事務局 佐藤信一
代 表 佐藤信一
印刷所 株式会社ユリクリエイト
定 価 1000円
目 次 特集論文 「古典(学/知/教育)」
山麓の文学 ―三谷邦明と〈読むこと〉 藤井貞和
三谷邦明のテクスト論・覚書 ―動態・脱構築・近代批判― 東原伸明
《見立て》の構造 ―和歌読解の新しい試みとして― 圷美奈子

シンポジウム・「古典(学/知/教育)」
《歌物語》の主題と手法 ―『伊勢物語』「梓弓」などの場合― 圷美奈子
山陰歴史館所蔵七絃琴に関わる近世・近代の〈学〉的体系の考察 ―国学・漢学・琴学の横断をめぐって― 原豊二
新しい〈王権〉徳川将軍のための〈王朝絵画〉の創生 松島仁
物語研究会大会シンポジウム二〇〇七・夏 ―「古典(学/知/教育)」質疑・討論について― 湯浅幸代

シンポジウム・「古典(学/知/教育)」PART2

小林秀雄『本居宣長』論 関根賢司
清水好子の文体論 井野葉子
益田勝実『火山列島の思想』再読 阿部好臣
シンポジウム討論
〈印象記〉
テーマシンポジウム「古典(学/知/教育)」印象記 松井健児
テーマシンポジウムPARTⅡ印象記 末沢明子
「古典知」を論じることの難しさ、そしてテーマと対峙する物研 池田大輔

自由論文
異議あり、18世紀フランスのレトリックは転義法に「限定」されてはいない F・ドゥエ原著 黒木朋興訳
フランソワーズ・ドゥエ氏のジュネット『限定されたレトリック』批判について
  ―レトリック研究の第一歩を目指して 黒木朋興
「韓国語訳『源氏物語』にみる古典文学翻訳論 ―柳呈訳を中心に― 李芝善
『うつほ物語』擦り寄る朱雀帝と仲忠 ―笑いを媒介に― 西山登喜
『うつほ物語』における秘琴伝授と〈涙〉 ―いぬ宮の〈涙〉― 鈴木貴子
「桐壺巻」冒頭文の「時めき給ふ有けり」について ―「あり(有)けり」の主語についての考察― 北川真理
国冬本源氏物語の「光る君」 ―特異な桐壺巻巻末の物語るもの 越野優子
「別れ路に添へし小櫛」が繋ぐもの ―秋好中宮と朱雀院の恋― 本橋裕美
狩猟王としての光源氏 ―「いろごのみ」論とのかかわりから― 野谷健
『源氏物語』「野分」巻の垣間見 ―紫の上の〈眼〉と物語の「感覚」― 佐藤瞳

書評
安藤徹著『源氏物語と物語社会』 陣野英則
上原作和著『光源氏物語 學藝史―右書左琴の思想』 竹内正彦
河添房江著『源氏物語時空論』 古瀬奈津子
川名淳子著『物語世界における絵画的領域 平安文学の表現方法』 青木慎一
外山敦子著『源氏物語の老女房』 田中貴子
原豊二著『源氏物語と王朝文化誌史』 吉海直人
深沢徹著『『愚管抄』の〈ウソ〉と〈マコト〉 ―歴史語りの自己言及性を超え出て』 中島和歌子

執筆者紹介・編集者紹介
編集後記
原稿募集規定・査読規定
英文目次
  物語研究 第七号
特 集 〈記憶・2〉
発 行 2007年3月31日
編集委員 松岡智之・木村朗子・勝亦志織
発行所 物語研究会
事務局 佐藤信一
代 表 佐藤信一
印刷所 株式会社ユリクリエイト
定 価 1000円
目 次 特集論文 記憶
「志賀の山越」をめぐる歌論と和歌との動態 内藤まりこ
記憶の現在―漢文日記 書くことの論理 中丸貴史
「楼の上」に見る記憶の変容―「俊蔭」に描かれる始原的記憶を中心に― 新井真弓
見えるものと見えないもの―八幡神像の構想力 木村朗子

シンポジウム・記憶
記憶を記録すること 上原作和

自由論文
『源氏物語』の文末表現序説―「なりけり」の表現形式を中心に― 北川真理
『源氏物語』の翻訳により開かれる世界―丰子恺译『源氏物语』を中心に― 笹生美貴子
『うつほ物語』宮の君の登場理由―女一宮の〈母性〉を問う― 西山登喜

執筆者紹介・編集者紹介
編集後記
原稿募集規定・査読規定
英文目次
  物語研究 第六号
特 集 〈記憶〉
発 行 2006年3月31日
編集委員 助川幸逸郎・前田雅之・斉藤昭子・内藤まりこ・佐藤清隆
発行所 物語研究会
事務局 立石和弘
代 表 佐藤信一
印刷所 株式会社ユリクリエイト
定 価 1000円
目 次 特集論文 記憶
見えない亡霊/顕れる亡霊―記憶/亡霊/不可能性― 高木信
中世歌論における時間―〈未来の記憶〉のために 内藤まりこ
記憶の措定をめぐって ダリン・テネフ
船から骨へ―証言としての詩、金時鐘『長篇詩集 新潟』第二部を読む 呉世宗

シンポジウム・記憶
目的と成果 内藤まりこ
2005年8月の物語研究会シンポジウムについての感想 ダリン・テネフ
記憶は認識か―テネフ氏の疑問に応えて― 前田雅之
シンポジウム「記憶」の前後 大胡太郎
メランコリーをリコール〈re-call〉する 安藤徹
観戦記―時間軸と〈記憶〉 高橋汐子


自由論文
『うつほ物語』の〈絵解〉 伊藤禎子
〈涙〉の共有と〈ずれ〉―紫の上・光源氏の関係をつなぐもの― 鈴木 貴子
六条院世界・絵画化への欲望―図としての源氏と紫の上の「あはひ」― 斉藤昭子
阿弥陀仏の憂鬱―『源氏物語』と阿闍世コンプレックス 藤井貞和
薫の宇治御堂造営―連鎖する愛のもつれと罪 諸岡重明
『恋路ゆかしき大将』における〈物語破壊〉―〈女性嫌悪〉と〈『法』としての父権〉― 助川幸逸郎
『一遍聖絵』における物語と視覚表象 水野僚子
ポロメオの結び目をほどく―新資料から見る「谷崎源氏」― 西野厚志

ミニ・シンポジウム・視覚と物語
視線・類型・身体―『百人一首像讃抄』の挿絵を「読む」 加藤次直
「視覚と物語」に寄せて 井上真弓
テクストと絵画―二つのメディアをめぐって 中丸貴史

物語時評
逸走する〈少女小説〉―『マリア様がみてる』をめぐって 秋本宏徳
「テクスト論」再考―物語が物語であるために 鈴木泰恵

執筆者紹介・編集者紹介
編集後記
原稿募集規定・査読規定
英文目次
  物語研究 第五号
特 集 〈子/母/父〉
発 行 2005年3月31日
編集委員 高木信・安藤徹・外山敦子・橋本ゆかり・八島由香・安田真一
発行所 物語研究会
事務局 立石和弘
代 表 佐藤信一
印刷所 相羽印刷
定 価 1000円
目 次 特集論文 子/母/父
名をめぐって―『曾我物語』における〈子〉の背理― 木村朗子
〈母〉たちの浮舟物語―競り合う二人の召人― 外山敦子
『源氏物語』における「さるべき人」の行方―「親子」「後見」「結婚」のはざま― 米田真木子
『うつほ物語』における兼雅の機能―仲忠との関係性をめぐって― 西山登喜

自由論文
夕月夜の隠し絵―七夕伝説と末摘花・雲居雁― 舘入靖枝
紫式部日記の三部構成―区分と連関― 山下太郎
末松謙澄『Genji Monogatari』序文―女性作家とその文体・手法の賛美―  川勝麻里


物語時評
物語の動きはじまり考―『源氏物語』桐壺巻― 野網摩利子
「純愛ブーム」と「ノスタルジー」  湯浅幸代
銀盤の女王の終わらない〈物語〉―ミシェル・クワンの涙― 三村友希

ミニ・シンポジウム・〈身体〉とナラトロジー
記憶・身体・表象―「〈身体〉とナラトロジー」を討議するための覚え書― 助川幸逸郎
「聞く身体」をめぐって―シンポジウム「ナラトロジーと身体」に参加して― 浅井英樹
物語がはじまるために 内田順子
身体の他者性について 飯田祐子
ミニ・シンポジウム印象記
 参戦後記―「外傷を帯びたエクリチュール」をめぐって、私小説風に― 助川幸逸郎
 シンポジウム「〈身体〉とナラトロジー」に参加して 佐藤清隆
 ミニ・シンポジウムに関する断想 下鳥朝代
 文学研究者たちのリング観戦記―ミニ・シンポ「〈身体〉とナラトロジー」より― 橋本ゆかり

執筆者紹介・編集者紹介
編集後記
原稿募集規定・査読規定
英文目次
  物語研究 第四号
発 行 2004年3月31日
編集委員 神田龍身・中村成里・松田行子・中丸貴史
発行所 物語研究会
事務局 藤井貞和
代 表 佐藤信一
印刷所 ユリクリエイト
定 価 1000円
目 次 自由論文
源正頼の造型から見る『うつほ物語』 伊藤禎子
『うつほ物語』の「親」と『孝経』『礼記』 鈴木温子
「群れ」の揺曳―紫式部日記における複数表現― 石阪晶子
匂宮の社会的地位と語りの戦略―〈朱雀王統〉と薫・その1― 助川幸逸郎
「つれづれ」の女君―浮舟物語における「つれづれ」考― 高橋汐子
恋する物語のホモセクシュアリティ―『石清水物語』における性の配置 木村朗子
『いはでしのぶ』試論―「しのぶ」ことの多義性から 勝亦志織
『水鏡』試論―藤原百川をめぐって― 秋本宏徳
横浜本『源氏小鏡』翻刻断章―澪標~玉鬘― 近藤ひなこ
舟橋聖一の『源氏物語』現代語訳―性の肯定による、人間性、「罪」、「利己主義」の追究 川勝麻里

物語時評
『とりかへばや』の文学史的位置づけ―マニエリスムあるいは〈もののまぎれ〉論余滴― 三谷邦明
物語研究と柳田国男 石井正己
「絶滅」という言説 藤田真理
ものがたり時評 「雑感―それは same old story (ろまんちっくなはなし)でしょうか?」 足立繭子
迷いに揺れる「母」の肖像―『物語研究 第三号』論― 石阪晶子

執筆者紹介・編集者紹介
編集後記
原稿募集規定・査読規定
英文目次
  物語研究 第三号
特 集 〈母〉
発 行 2003年3月31日
編集委員 小嶋菜温子・木村朗子・園山千里・内藤まりこ
発行所 物語研究会
事務局 藤井貞和
代 表 佐藤信一
印刷所 ユリクリエイト
定 価 1000円
目 次 テーマ論文〈母〉
九世紀の天皇と国母―女帝から国母へ 服藤早苗
五月五日の定子後宮―まだ見ぬ御子の予祝― 圷美奈子
源氏物語論―藤壺という「母」の肖像― 中村成里
源氏物語若菜上巻冒頭場面の父と子―朱雀と女三宮あるいは皇女零落譚という強迫観念とその行方― 三谷邦明
『源氏物語』の母覚書―「母」の呼称 池田節子
『狭衣物語』嵯峨帝(院)のまなざしと耳―父の娘管理に触れて― 井上眞弓
「慰め」としての子供―狭衣物語にみる〈父と子〉 スエナガ エウニセ
語り物と〈母の悲劇〉―ダブル・スタンダードを生きる母たち、その素描 高木 信

自由論文
横浜本『源氏小鏡』翻刻断章―桐壺~明石― 近藤ひなこ
『うつほ物語』の居所考― 「~かく」という表現をめぐって― 鈴木温子

ミニシンポジウム〈歴史と文学(明治以前)〉
『十六夜日記』の位置付けと解釈の可能性 クリスティーナ・ラフィン 
絵/もじ―『扇の草子』をめぐる一考察 迫村知子
「外部」の組成―帰還者・性的幻想・鏡像― 立石和弘

ミニシンポジウム印象記
育ってきた環境が違うから?―ラフィンさんの報告で思ったこと 吉井美弥子
シンポジウム「歴史と文学(明治以前)」観戦記 高木 信
ミニシンポジウム「歴史と文学(明治以前)」に参加して 池田節子
「読者」スタンスの研究批評は物研にとって自明のことか、もしくは「自明のこと」からの解放について 井上眞弓

年間テーマ彙報
執筆者紹介・編集者紹介
編集後記
原稿募集規定・査読規定
英文目次
  物語研究 第二号
特 集 会話/消息
発 行 2002年3月30日
編集委員 立石和弘・三村友希
発行所 物語研究会
事務局 室城秀之
代 表 佐藤信一
印刷所 カワダ企画
定 価 1000円
目 次 特集 会話/消息
インタヴュー
写本へのフィールド・ワーク 室城秀之 (聞き手 立石和弘・三村友希)

論文
会話、消息の、人称―体系―宇治の大い君「生存」伝承― 藤井貞和
柏木と夕霧の会話における〈情況〉〈期待〉〈表現〉〈推測〉―『源氏物語』若菜上巻垣間見後の二人の会話から― 光安誠司郎
「問い」の中の浮舟物語―「教え」をめぐる回路― 石阪晶子
紫の上からの〈手紙〉―文字と言葉と身体と― 三村友希

対論
物語・表象・記憶 三田村雅子+兵藤裕己 司会・立石和弘

自由論文
藤壺「妃の宮」の出産と生死をめぐって―物語における「史実」考― 吉野 誠
権力再生産システムとしての〈性〉の配置―『とりかへばや物語』から『夜の寝覚』へ― 木村朗子
『讃岐典侍日記』の「追慕の力」 中村成里
近世道真伝の変貌と氷解―玉田永教著『菅家世系録』をめぐって― 原 豊二

物語時評
解釈の欲望・読者の欲望 井上眞弓
《「帝国」の文学》としての『源氏物語』 助川幸逸郎

年間テーマ彙報
執筆者紹介
編集後記
英文目次
  物語研究 第一号
特 集 区分・領域
印 刷 2001年3月25日
発 行 2001年3月30日
編集委員 安藤 徹・助川幸逸郎・橋本ゆかり・松岡智之
発行所 物語研究会
編集兼
発行代表者
室城秀之
印刷所 ユリクリエイト
定 価 1000円
目 次 緒言 松岡智之

インタビュー
物語研究会創設の頃―三谷邦明氏インタビュー― 聞き手・構成 助川幸逸郎・橋本ゆかり

特集・年間テーマ「区分・領域」
物語文学言説の動態的分析―〈読み〉の〈時間の循環〉と自由間接言説― 東原信明
 『土佐日記』における「パロディー」 佐藤美弥子
 『うつほ物語』における物語の〈領域〉―藤原季英の造型をめぐって―  江戸英雄
物語の終焉法―『源氏物語』「とぞ本にはべるめる」について、あるいは〈偽装の書承〉の考察― 原 豊二
足利義満の青海波―「中世源氏物語」の〈領域〉― 三田村雅子

創刊特別企画
会員アンケート
《総評》30通の回答に対う 藤井貞和
物語研究(会)に/を問う 安藤 徹

物語時評
物語という機構の凡庸さ 小森 潔
われらは物語といかにつきあえばいいのだろうか。それは倫理の問題になるのだろうか。 高木 信

ディスカッサント報告
物語研究会一九九九年度大会シンポジュウム「区分・領域」 橋本ゆかり
物語研究会二〇〇〇年度大会シンポジュウム「区分・領域」 松岡智之

執筆者紹介
編集後記
  新 物語研究 5 書物と語り
発 行 1998年3月20日
編 者 物語研究会
本巻編集委員 高橋 亨・河添房江・野村倫子・鈴木泰恵・今井久代・立石和弘
発行所 若草書房
定 価 6800円
目 次 座談会 書物と語り
阿部好臣(司会)
三谷邦明(古代)・阿部泰郎(中世)・紅野謙介(近代)
河添房江・高橋 亨・鈴木泰恵・野村倫子(編集委員)

論文
(1)特集 書物と語り
●「語り」
源氏物語の語りの心内語―紅葉賀・花宴を中心に― 関根賢司
辞と時制―語りを決定するもの― 佐々木聖司

●「書物」―その引用
漢訳仏典から『うつほ物語』の阿修羅へ 正道寺康子
『源氏物語』の〈死〉の表現と延命招魂法―事相書と疑偽経典を手がかりにして―増尾伸一郎
『狭衣物語』の書物と語り―「行為」と「記憶」のメディア― 井上真弓

●「書物」の権威
俊蔭一族復興―「蔵開」における〈書物の力〉― 大井田晴彦
変成する枕草子―書かれなかった歌― 大洋和俊
「思わぬ方にとまりする少将」と「はなだの女御」―末尾表現に着目して― 下鳥朝代

●「書物」―外部との交通
実践のための書物―『琴歌譜』という「曲弦図」をめぐって― 猪股ときわ
吉備大臣入唐・外伝―「こよみ」をめぐる中世のモノガタリ― 深澤 徹

(2)自由論文
日本文学の時制―「た」の遡及とその性格― 藤井貞和

あとがき
英文要旨
  新 物語研究 4 源氏物語を〈読む〉
発 行 1996年11月30日
編 者 物語研究会
本巻編集委員 三谷邦明・室城秀之・吉井美弥子
発行所 若草書房
定 価 6500円
目 次 座談会 源氏物語研究の展望
室城秀之(司会)
安藤 徹・上原作和・大井田晴彦・越野優子・安田真一

特集1 源氏物語の研究史と今後の展望
第一部 王権・性差・身体 松井健児
第二部 多層化と流動化 土方洋一
第三部 相対化の時空をめぐる語り・表現、そしてフェミニズム・身体への視座 原岡文子

特集2 源氏物語を〈読む〉
『源氏物語』における〈書く〉こと 木村朗子
『源氏物語』のたくらみ、知の楽しみ―「帚木」巻の引歌と「本歌取り」― 佐藤美弥子
『源氏物語』王権聖樹解体論―樹下美人からリゾームへ― 小林正明
「竹河」巻論序説―語り手「悪御達」による物語取りとその意図― 星山 健
幻巻の光源氏と蜻蛉巻の薫―作中人物と「仏」― 松岡智之

年間テーマ 性(セックス)
枕草子の性と文化 大洋和俊
『源氏物語』の産養―〈家〉と〈血〉の幻影― 小嶋菜温子
中の君物語の〈ふり〉―宇治十帖の〈性〉― 齊藤昭子

あとがき
英文要旨
  物語 〈女と男〉  新 物語研究 3 
発 行 1995年11月28日
編 者 物語研究会
本巻編集委員 磯村清隆・神野藤昭夫・小嶋菜温子・佐藤信一・宗雪修三・吉井美弥子
発行所 有精堂
定 価 5974円
目 次 〈座談会〉物語〈女と男〉
〈出席者〉 飯田祐子・神田龍身・小嶋菜温子・小林正明・小森 潔・高木 信・服藤早苗
〈司会〉 吉井美弥子

〈特集〉物語〈女と男〉
天照大神の巫女たち―六条御休所、そして源典侍― 久富木原 玲
柏木物語の「女」と男たち―「帝の御妻をも過つ」業平幻想―今井久代
物の怪誕生―柏木物語の本質― 阿部好臣
宿木巻の薫―ふたつの「女々し」から― 植田恭代
浮舟・うた・ジェンダー―表現形式としての「手習」について― 大森純子
『源氏物語』におけるジェンダーの女性(おんなせい)について 木村朗子
後朝の言説―枕草子の〈女〉と〈男〉― 大洋和俊
『虫めづる姫君』のパロディ・ジェンダー・セクシュアリティ 東原伸明
演じ続ける女君―『今とりかへばや』における罪の問題― 西本寮子
〈女〉と〈男〉の世界―『とりかへばや』四の君をめぐって― 安田真一

〈自由論文〉
平安内裏のアマテラス―内侍所神鏡をめぐる伝承と言説― 斎藤英喜
「いまめかし」考―玉鬘十帖の光源氏― 池田節子
物語の文末についての一考察―『有明の別れ』の「べし」文末を中心として― 北川真理

あとがき
英文目次
執筆者一覧
  物語―その転生と再生  新 物語研究 2 
発 行 1994年10月21日
編 者 物語研究会
本巻編集委員 阿部好臣・上原作和・小森 潔・東原伸明・三田村雅子
発行所 有精堂
定 価 7931円
目 次 〈座談会〉物語―その転生と再生
〈パネラー〉 今井俊哉・藤井貞和・三田村雅子(司会)・宗雪修三・与那覇恵子
〈フロアー発言者〉 阿部好臣・河添房江・小森 潔・末沢明子・高橋 亨・吉井美弥子

〈特集〉物語―その転生と再生
〈源氏物語の“今”〉
宇治十帖転生―『あさきゆめみし』の源氏物語解釈をめぐって― 吉井美弥子
大和和紀『あさきゆめみし』―現代の源氏物語絵巻を探る― 山田利博

〈現代小説における物語〉
はじまりの〈うつほ〉―中上健次『連作・宇津保物語』― 大内清司
『夜の光に追われて』私論―〈生〉と〈死〉の分界を超えて― 河添房江
『豊饒の海』にみる転生と不死―『竹取物語』をプレ・テクストとして― 小嶋菜温子

〈物語の現代語訳と変貌〉
女の言説/男の言説―二つの現代語訳と二つの物語言説、「夢浮橋」終焉の文法― 上原作和
サイデンステッカー訳『源氏物語』―語り手の言説をめぐって― 木村朗子
朝鮮語訳『源氏物語』について 日向一雅

〈評釈という読みと再生〉
病者の悲哀―本居宣長『源氏物語玉の小櫛』― 勝原晴希
萩原広道の源氏物語テクスト論 宗雪修三
〈絵〉と〈音読〉と〈物語〉と―玉上琢彌『源氏物語評釈』― 辻 和良
  ★
西郷信綱『源氏物語を読むために』 東原伸明

〈物語の引用と変奏〉
もう一つの竹取物語―浮舟の物語― 佐藤厚子
物語における『竹取』取り―『うつほ物語』の現世の異郷について― 網谷厚子
聖王具現―『源氏物語』における『うつほ』取り― 西本香子
賀茂神と琴(きん)と恋と―〈宇津保取り〉としての『狭衣物語』― 長谷川政春
『別本八重葎』―『源氏物語』世界からの自立― 塩田公子
  ★
伊勢物語の増補・増益―その生成または解体・再構築として― 渡辺泰宏
『山路の露』の「文(ふみ)」と「語り」―浮舟物語(左四字傍点)における情報回路の回復をもどく― 野村倫子
『夜の寝覚』と改作本『夜寝覚物語』―「憂き」女から「憂きにたへたる」女へ― 乾 澄子
『とりかへばや』古本・今本と『有明の別れ』―男装の姫君の〈笛の別れ〉― 松浦あゆみ

〈自由論文〉
隠すこと、顕わすこと―「蜻蛉」巻の物語世界とその構造― 安藤 徹
枕草子のコミュニケーション―「頭の中将の、すずろなる虚言を聞きて」の段をめぐって―小森 潔
『狭衣物語』と〈禁忌〉―『豊饒の海』への転生を視野に入れて― 鈴木泰恵
とはず(なみだ)がたり― ツベタナ・クリステバ

あとがき
英文目次
執筆者一覧
  物語とメディア  新 物語研究 1 
発 行 1993年10月8日
編 者 物語研究会
本巻編集委員 植田恭代・加藤洋介・原岡文子・藤井貞和・松井健児・三谷邦明
発行所 有精堂
定 価 6800円
目 次 〈紙上座談会〉物語というメディア
〈パネラー〉 三谷邦明・藤井貞和・井上眞弓・高橋 徹
〈フロアー発言者〉 松井健児・深澤 徹・高木史人・関根賢司・吉井美弥子
〈司会〉 植田恭代・原岡文子

〈特集〉物語とメディア
1 笑う―『源氏物語』の「人笑へ」をめぐって― 原岡文子
2 文字・写本・書物―あるいは伊勢物語のエクリチュール― 関根賢司
3 噂・会話・伝奏・盗み聞き―源氏物語をフィールドにして― 橋本ゆかり
4 常套句と逸脱―口承と書承― 今井俊哉
5 巫女・呪言―遠野の「オシラ神祭」から― 石井正己
6 物の怪・夢―見えないメディア・物語裏面史序論― 甘利忠彦
7 神器というイデオロギーの物語学―王権論の現在から― 河添房江
8 儀式・祭り・宴―『源氏物語』朱雀院行幸と青海波― 松井健児
9 住居・隔てもの・調度―源氏物語における飾りと隔て― 末沢明子
10 交通・移動・運搬―物語とテクスト― 葛綿正一
11 橋・峠・川・水―空間を繋ぐ― 安藤 徹
12 旅・道・寺社―枕草子の〈言説〉― 大洋和俊
13 下人・子供・高齢者―うつほ物語における媒体の方法― 齋藤正志
14 数・三区分―発想と束縛― 伊藤一男
15 ゲーム―言語ゲームとしての『堤中納言物語』「よしなしごと」― 小森 潔
16 経済・貨幣―「准太上天皇」光源氏の封戸をめぐって―加藤洋介
17 汚物―両義性をもつメディア― 佐藤信一

〈自由論文〉
物語る光源氏―〈語り〉の機構もしくは型取りとしての三周説法― 上原作和
語りの詐術/騙りの技術―『平家物語』における〈語る主体〉の言説と義仲の言説の衝突― 高木 信
『とはずがたり』の贈与と交換―メディアとしての衣装― 三田村雅子

あとがき
英文目次
執筆者一覧
  物語研究第二集―特集・視線
発 行 1988年8月25日
編 者 物語研究会
発行所 新時代社
定 価 4200円
目 次

*〈特集〉視線
日本の絵を読む―単一固定視点をめぐって 千野香織
源氏物語における視線の問題―昼寝をめぐって 葛綿正一
〈おもての論理〉―夕霧の世界 辻 和良
寝覚物語の〈我〉―思いやりの視線について 三田村雅子
物語文学の〈視線〉―見ることの禁忌あるいは〈語り〉の饗宴 三谷邦明
源氏物語の暁―正篇の世界から 河添房江
『源氏物語』の「桜」考 原岡文子
「侍従」考―平安末期物語および鎌倉時代の物語にみられる脇役女房物語史 野村倫子
〔コラム〕視線・まなざし・まみ 高橋 亨

**
『うつほ物語』における複本文化現象について―あるいは、「絵解」論序説 室城秀之
源氏物語と〈明石〉の力―外部・龍宮・六条院 東原伸明
大鏡歴史の叙述方法―藤氏史観の実践構成 神尾暢子
漂流する〈声〉―紫式部の身とことば 大久保弦

***書評
祭祀としての物語―藤井貞和著『物語の結婚』について 網谷厚子
兵藤裕己著『語り物序説―「平家」語りの発生と表現―』 土方洋一
神尾暢子著『王朝国語の表現映像』『王朝語彙の表現機構』 糸井通浩

英文要旨
執筆者一覧
  物語研究―特集・語りそして引用
発 行 1986年4月10日
編 者 物語研究会
発行所 新時代社
定 価 4400円
目 次

*〈特集〉語りそして引用
〈語り〉と〈引用〉―〈引用〉と〈排除〉あるいは竹取物語の方法 三谷邦明
源氏物語の心的遠近法 高橋亨
最後の浮舟―手習巻のテクスト相互連関性 小林正明
『狭衣物語』の「天照神」表現を読む 井上真弓
語は○○にあり―説話と引照 藤井貞和
てんぽ物語論 石井正己
『遠野物語』の語りと文体 土方洋一

**書評
長谷川政春著『紀貫之論』 石原昭平
林田孝和著『王朝びとの精神史』 原岡文子
日向一雅著『源氏物語の主題―「家」の遺志と宿世の物語の構造』 神野藤昭夫
吉海直人著『源氏物語研究―而立篇』 安藤亨子
山口仲美著『平安文学の文体の研究』 河添房江

***

伊勢集論覚書―歌物語的日記文学的契機を軸として 日向一雅
三春高基の深層―百済王姓からのアプローチ 吉海直人
源氏物語における形代の方法―「憂し」を恐れる薫 北川真理
「世づかぬ」薫―蜻蛉巻の独詠歌と主題 宗雪修三
〈音(こえ)〉を聞く人々―宇治十帖の方法 三田村雅子

後記
英文要旨
執筆者一覧
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